友人を訪ねて海外へもよく行かれ、国内では自転車レースをはじめ、趣味もどれもが本格的で、非常に活動的な生活のようにお見受けします。
■大野
自転車は、実は冬のスキーの
夏場のトレーニングのために始めました。
自転車もスキーもそうですが、
本格的じゃなくって自分の感覚からすると、
ホビーの範囲ですよ。
のめり込む方じゃないけれど、
ただ、探究心は持っていて、
自然体で楽しんでいるだけですが、
気が付くと深くなっていっている。そんな感じかな。
ただ、建築設計って知的な作業には体力がいるのです。
さまざまな複雑な状況を的確な判断で決めていくためには、
バランス感覚がいちばん重要です。
それを維持するためには、体力が必要だと考えています。
学生時代は柔道をやっていて、根は体育会系ですね。
先ほども言いましたが、シニアの方も、
精神的な安定、健康が大事なわけで、
そのためにも世代を超えて、コミュニケートする。
何事にも興味をもって事に当たる。
そんな気持ちでいてほしいですね。
でも、必要以上に頑張る必要はないと思います。
高度成長期を突っ走ってきたシニアの方々ですから。
もうお気軽にね。
この部屋は、壁が漆喰で、床はレンガです。
そう、家の素材も、気持ちも自然流がいちばんいい。