


ICOIポットは、お茶の美味しさとそそぎやすさに、
とことんこだわった急須です。
伝統的な三重県四日市、萬古焼きの作品。
お湯を注げば、中で茶葉が広がり対流しやすくするための丸いカタチ。
傾斜を付け溢れにくくなった蓋。
指先で押さえやすいように平らになったツマミなど、
ひとつひとつの形には、使いやすくしかも
いっそう美味しくお茶を頂くための工夫が、いっぱいです。
萬古焼きの代表的なアイテムとされる急須。
その素材と製法の特徴を活かし、
軽く丈夫で、持ちやすい取っ手も付いています。
かわいいフォルムで、日本茶や中国茶をいっそう美味しくしてくれる
ICOIポットです。

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萬古焼の急須は、伝統的にその原料として「紫泥」が用いられています。
鉄分を多く含む紫泥と呼ばれる赤土粘土の陶土が、
お茶のタンニンと反応し、渋みを軽減します。
そのため、本来お茶の持つ甘みが際立ち、より美味しく感じられます。
萬古焼きでは、釉薬を用いない還元焼成という方法で焼き締めるため、
陶土の鉄分がタンニンと反応しやすい状態になっています。
また、焼き締まった焼肌は緑茶とよくマッチします。

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急須や土鍋がその代表とされる「萬古焼」(ばんこやき)。その発祥は江戸時代の中期(1736~41)、桑名の豪商・沼波弄山【ぬなみろうざん】が、鎖国という閉ざされた時代であったが故に思い抱く、海の向こうの世界を空想で描いた異国的な陶器でありました。
後世に受け継がれ永続することを願い、弄山自身が名付けたとされます。
焼き方にも形にもとらわれない自由な発想から生まれた焼き物で、四日市の近くでとれる良質の陶土や陶石を原料にした粘土を使い、ろくろ、押し型、手びねり等色々な技法で作られています。現在では、四日市市と菰野町を中心に窯元数は100社以上にのぼります。
大きな特徴として、萬古焼はその陶土にあります。耐熱性に特にすぐれ、ガスレンジ、炭火等の空焚きや直火に対しても、高度の耐久性を発揮します。
それは陶土原料に含まれるリチウム鉱石の働きによるもので、この鉱石が陶土中に約40%前後も含有するため、直火にかけたり空焚きに対しても耐えうる焼物が生まれるのです。
急須もまた、土鍋と並び萬古焼を代表する商品のひとつです。使えば使うほどに味わいと光沢を増すと言われています。特に昭和53年に伝統的工芸品に国より指定された四日市萬古焼急須のシンボルは紫泥の急須です。鉄分を含む地元の赤土粘土を使用し還元焼成を行い、釉薬をかけない焼き締まった色は緑茶によくマッチします。


- 茶葉を入れる。(4g:ティースプーン2杯分)
- お湯を一度湯のみに移す。(お湯の温度の目安:80℃)
※普通煎茶の場合は、ポットのお湯を直接急須へ。
- 湯冷まししたお湯を注ぐ。
浸出時間の目安:30秒
- 湯のみに少しずつ均等に注ぎ、
最後の1滴までしぼりきる。
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