



森 正洋さんは、第1回グッドデザイン賞(1960年)を受賞した
G型しょうゆさしをはじめ、戦後日本の生活を見つめた食器を50年以上考え、
作り続けた陶磁器デザイナー。
「物を作りながら物だけを見るのではなく、物の後ろに人間がいること、
人々の生活があることを忘れてはいけない。」
(書籍 「森 正洋の言葉。デザインの言葉。」より)と、
使う人の生活に密着する食器を無数に作り続けた森さんデザインの
「ユニバーサル多様深皿」は、手先が器用に動かせない
小さなお子さまやお年寄りでもすくいやすいよう、工夫されたデザインです。
シンプルながらも無機質な雰囲気ではなく、
どこか温かみを感じさせてくれるような、緩やかな曲線が美しいお皿です。
だれもが使いやすいデザインなので、家族が同じ食卓、同じ食器で、
お食事を楽しむことができます。

食器内側の垂直部分がせりあがって内側に軽く反っているので、
カレーや汁けのあるおかずも最後まできれいにすくうことができます。
また、外側に「ふち」がついているので、食器に手を添えやすく、
安定させやすいのも嬉しいポイントです。


2003年にシリーズ完成したユニバーサル多用深皿シリーズ。
14~19cmまでの手ごろなサイズ感で、
いつも食卓に自然になじみます。
14cmサイズは、裏面に滑り止めのシリコン付きもご用意。
食べ物をすくった時に、お皿が滑るのを防いでくれます。


同じサイズでも、サイズ違いでも美しくスタッキングするので、
場所をとりません。
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- 主な受賞・指定
- 1960年5月
- 第1回グッドデザイン賞。グッドデザイン・コミッティ
(現・日本 デザインコミッティー)
- 1960年
- グッド・デザイン(Gマーク)選定(通産省)・
G型しょうゆさし
- 1971年3月
- 第1回大倉和親記念財団表彰
- 1973年4月
- 九州クラフトデザイナー協会第11回展(岩田屋、福岡)
協会賞・H型ポット
- 1974年4月
- 第1回国井喜太郎産業工芸賞((財)工芸財団)
- 1975年1月
- 第20回毎日産業デザイン賞(毎日新聞社主催)
- 1975年7月
- イタリア・ファエンツァ国際陶芸展 インダストリアル部門
金賞・P型コーヒーセット
- 1977年
- スペイン・バレンシア国際工業デザイン展 陶芸部門
金賞・A型パーティトレイ
- 1983年3月
- スペイン・バレンシア第13回国際工業デザイン展
陶芸部門グランプリ・貝の器(シェルボール)
- 1999年5月
- 日本陶磁協会賞金賞((社)日本陶磁協会)
- 2002年
- 佐賀新聞文化賞(主催:佐賀新聞社)
- 2004年
- 勝見勝賞
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