


食事の時、お椀がなんとなく持ちにくい。
お椀を持っている手が不安定で、食べにくい。
そんな風に感じ初めておられたら、「手のひら椀」を一度試してみてください。
このお椀には足があるため、この足部分に手をそのままの差し込むだけで、
簡単にお椀を持ち上げることができます。
また、置くときも差し込んだ手をすっと抜くだけで完了です。
持った時も、足の部分を指で挟み込む形になり、従来よりしっかり安定して
持つことができるようになります。



- さっとカンタンに
もちあげる!
手のひら椀は、手に伝わる熱にも注目しています。

そこで、手のひらに接触する椀底部の木の厚みを調整し、
手のひらに伝わる熱を最適にしました。
熱の伝導率の低い天然の木製だからできた工夫です。
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決して機械加工の製品では生まれない美しい曲線が、
手のひら椀の魅力です。
これは、丸物木地師と呼ばれる職人が、天然木を材料に、
手挽きの技によってひとつひとつ丹精をこめて挽き出しています。
そして、その上に天然の漆が、色や風合いの違いによって、
異なる手法で丁寧にじっくり手塗りされて仕上げられます。

いずれも、福島県会津地方に伝わる伝統的な技法。
時代を超えて愛され続ける逸品の独特の優しさが、
手のひらに伝わってきそうです。
ご紹介する手のひら椀は、椀の径が3寸8分(11.4センチ)と大きすぎず、
使いやすいサイズ。

- 漆の色によって、
木地の木目を生かした「拭き漆塗」、

- 深い黒の「木地溜内黒塗」、

- そして鮮やかな朱色の「銀朱塗」の
3色です。


手挽きで生まれる手のひら椀は、その形はすべて曲面から出来ています。
どこにも角や隅がなく洗い残しや拭き残しがなく、
気持ちよくお手入れしていただけます。
ですが、やはり漆製品です。洗いも拭き上げも丁寧に、
あまり力を入れずに丁寧にお使いいただければ、長く、美しさを保ってくれます。

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