

日本の住宅は、バリアフリー化が進み
玄関の土間から居室までがフラットになってきています。
これで、移動がスムーズになりつまずく危険も少なくなりました。
でも、昔の住宅にあったあがり框(カマチ:土間と居室の間の段差)
がなくなり、靴を履いたり、脱いだりするときに腰を掛ける場所がなくなりました。
デザイナーであるMFORMの松田さんは、
奥様が妊娠中に靴をとっても履きにくそうにしているのを見て、
このBisky靴べらと、Pashel玄関スツール のアイデアを思いついたそうです。

妊婦さんだけでなく、高齢者の方や腰をかがめる姿勢がとりにくい方は、
どうしても靴を履くときに困難を伴ってしまいます。
そこで、便利なツールがこのロングタイプの靴べらです。
これなら立ったままの姿勢で、無理なく靴を履くことができます。

写真中のPashel玄関スツールは、こちらのページでご紹介しています。>>
スツールに腰をかければ、ショートタイプのBisky 靴べらで十分。
無理なく靴の踵に先端を差し込んで、履くことができます。

一般的な商品のヘラ部分は男性の靴サイズに合わされていることが多く
少し大きめですが、女性の細くて小さめのパンプスやシューズにも
スムーズに差し込めます。
もちろん男性シューズにもしっかりフィットしますよ。
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Biskyはブナとブラックウォールナットの2つの天然木素材でできています。
カラーはその組み合わせの違いから、ナチュラルとチョコの2色。
積層の2つの色はちょっとおいしそうなビスケットを思わせてくれます。
(Biskyビスキーって名前の由来ですね)
そして、デザイン的に特筆したいのは、すっとまっすぐに立ったその姿です。
土間の隅のアクセントとして、
おしゃれな玄関インテリアを演出してくれます。
デザイナー松田さんの「くらしのなかで包まれる心地よいフォルム」
をつくれたら良いなぁという思いから生まれたMFORMシリーズ。
その美しいフォルムの中には、
使う人へのあたたかい想いが詰まっているのです。
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